山の上の家
About

この家について

庭に面した書斎の机

庄野潤三について

庄野潤三(1921–2009)は、大阪府生まれの小説家です。「第三の新人」と呼ばれた作家たちの一人として、1955年に「プールサイド小景」で芥川賞を受賞しました。

家族や日々の暮らしを丹念に描いた作品で知られ、声高に語ることのない静かな文体で、今も多くの人に読み継がれています。

この家を公開することにした理由

この家を守っていくには、庭の手入れや古い建物の修繕など、費用がかかります。正直なところ、個人だけで維持していくのは難しくなってきました。

それでも手放さずに残していきたくて、こうして予約制で公開することにしました。ここで過ごしていただく時間が、そのままこの家を守っていく力になります。

この家の歴史

庄野潤三は1961年(昭和36年)4月、東京から生田の丘の上へ、妻と3人の子どもたちとともに引っ越してきました。木造平屋建てのこの家で、2009年に亡くなるまでの約50年間を過ごし、数多くの作品を生み出しました。

玄関のすぐ脇にある、南向きで日当たりのよい書斎が、家の中心でした。庭を眺めながら机に向かう時間が、庄野の暮らしの多くを占めていました。

花が咲く庭の眺め
本棚の前の椅子
花が咲く庭と家の外観
机の上のペン立て
本棚とカメラ
黒電話
ピアノの上に飾られた写真や絵
タイル張りの流し
庭へ続く石段
戸口から見える庭